OpenAI Codex は2026年、ついに 「コードを書くAI」から「コンピュータを操作するAI」へ と進化しました。その中核が Computer Use(コンピュータ操作) です。
Codex が実際に マウスやキーボードを操作してPCを動かす ——SF のような機能ですが、すでに現実です。この記事では、その仕組み・できること・安全性を、初心者にもわかるよう解説します。
⚠️ 本記事は OpenAI 公式とは無関係の解説記事です。最新仕様・安全設定は必ず Codex公式 で確認してください。
Computer Useとは?一言で
Computer Use は、Codex が画面を見て、マウスやキーボードを操作し、人間と同じようにPCを使う機能です。
従来の Codex は「ファイルを編集する」「ターミナルコマンドを実行する」までが守備範囲でした。Computer Use では、
- ブラウザを開いて操作する
- アプリのボタンをクリックする
- フォームに入力する
- 画面を見て次の操作を判断する
といった、GUI(画面)を介した操作 までできるようになりました。
何が革新的なのか
これまで自動化が難しかった「APIのない作業」を自動化できる点が革命的です。
- API が提供されていないWebサービスの操作
- レガシーなデスクトップアプリの操作
- 画面を見ないと判断できない作業
つまり、「人間が画面を見てポチポチやっていた作業」をAIに任せられる ようになったのです。
2026年の進化:ロック中のMacも操作可能
2026年5月のアップデート(Codex v26.519、通称「Codex Thursday」)で、特に注目を集めたのが ロック中のMac操作 です。
- Macの画面がロックされても、Computer Use のタスクは継続
- スマホの Codex モバイルアプリ からリモートで起動 できる
たとえば「外出中にスマホから指示 → 自宅のMacが自動で作業」といった使い方が可能になりました。
セキュリティ対策はどうなっている?
「AIが勝手にPCを操作するなんて怖い」と感じるのは当然です。OpenAIは以下の安全策を講じています。
- 短期間の認証トークンを使用(永続的なアクセス権を渡さない)
- ロック解除中は すべてのディスプレイがカバーされる(他人に画面を見られない)
- 操作の範囲は明示的に許可した範囲に限定
とはいえ、機密情報を扱う環境では慎重に使う べきです。後述の注意点も必ず読んでください。
使い方の基本
対応環境
Computer Use は主に macOS版のCodexアプリ を中心に提供されています。Windows版も順次対応が進んでいます(Windows版の使い方)。
基本の流れ
- Codexアプリで Computer Use を有効化
- やってほしい操作を自然言語で指示
- 必要な権限(画面収録・アクセシビリティ)を許可
- Codex が画面を見ながら操作を実行
- 進捗を確認・必要なら介入
macOSの権限設定
Computer Use を使うには、macOSの以下の権限が必要です:
- システム設定 → プライバシーとセキュリティ
- 画面収録 → Codex を許可
- アクセシビリティ → Codex を許可
これらは「Codexが画面を見て操作する」ために必須の権限です。
活用例
1. Webサービスの定型操作
> 管理画面にログインして、今週の売上レポートをダウンロードして
API のないサービスでも、画面操作で自動化できます。
2. アプリ間のデータ移動
> このスプレッドシートの数字を、会計アプリに転記して
3. リサーチ作業
> このキーワードで検索して、上位5サイトの概要をまとめて
Goal mode と組み合わせると、複数ステップの操作も自走します。
4. 外出先からのリモート操作
スマホの Codexモバイル から自宅Macに指示を送り、ロック中でも作業を進めてもらう。
注意点・リスク
- 機密情報の扱いに注意:パスワード入力やオンラインバンキングなど、重要な操作は避けるか厳重に確認
- 誤操作のリスク:AIが意図しないボタンを押す可能性。重要な操作は承認フローを残す
- 権限を与えすぎない:必要最小限の権限・範囲に絞る
- 本番環境では慎重に:取り返しのつかない操作(削除・送信など)は特に注意
Computer UseとAppshotsの違い
混同しやすいですが、別機能です。
| 機能 | 役割 |
|---|---|
| Computer Use | AIが実際にPCを操作する |
| Appshots | 最前面アプリの画面をCodexに見せる(操作はしない) |
Appshots は「見せるだけ」、Computer Use は「操作する」と覚えるとわかりやすいです。
よくある質問(FAQ)
Q. Windowsでも使えますか?
A. macOSが先行していますが、Windows版でも対応が進んでいます。最新の対応状況は公式で確認を。
Q. 勝手に変な操作をしませんか?
A. 短期トークンや承認フローで制御されていますが、重要な操作は人間の確認を残す のが安全です。
Q. どのプランで使えますか?
A. プランによって利用範囲が異なります。詳しくは 料金プラン解説 を参照。
Q. セキュリティが心配です
A. 機密性の高い作業には使わない、権限を絞る、承認を残す、の3点を守れば比較的安全に使えます。
Q. RPA(業務自動化ツール)との違いは?
A. RPAは事前に手順を組む必要がありますが、Computer Use は 自然言語で指示するだけ で、画面を見て柔軟に判断します。
まとめ
Computer Use は、Codex を 「コードを書くAI」から「PCを操作するAI」へ と進化させた画期的な機能です。APIのない作業の自動化、ロック中Mac操作、スマホからのリモート起動など、可能性が大きく広がりました。
ただし セキュリティと誤操作のリスク には十分注意を。次は「見せるだけ」の Appshots や、自走機能の Goal mode、全体像をつかむ 2026年アップデートまとめ もチェックしてください。